坂田とやったる！“舌好調”興毅「移籍すればええ」 2007/07/16 (Mon)

　望むところや！　「亀田３兄弟」の長兄・興毅（２０）が１４日、同じ協栄ジムに所属するＷＢＡ世界フライ級王者・坂田健史（２７）と対戦する意思を明らかにした。１１日に父・史郎トレーナー（４２）が同門対決解禁を宣言してから、初めて自らの気持ちを吐露した。また、１２月５日にタイで挑戦を受けると一方的に条件を提示した、ＷＢＣ世界同級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム（２９）＝タイ＝との対戦も、視野に入れる。

　渦中の「主役」は、来る者を拒まない。同じジムに所属する王者・坂田へ挑む同門対決が浮上し、ＷＢＣ世界王者ポンサクレック陣営の挑発を受ける興毅が、ＷＢＡ世界Ｌフライ級王座に続く、２本目のベルト獲得にかける意気込みを示した。

　この日は、「亀田夏祭り」と銘打たれた２８日の試合に向けた練習を都内の協栄ジムで公開した。強烈な左ボディー、ストレートを浴びせ、３回のスパーリングで２度のダウンを奪う好調ぶり。リングを下りた興毅は、さらに“舌好調”だ。

　「同門対決？　オレはいつでもいくで。同門が倫理上いかんというなら、そのときだけ他のジムに移籍すればええやん」

　さきに父・史郎トレーナーが同門対決を解禁してから、坂田に挑戦する意思を自らの口で初めて明らかにした。

　それだけにとどまらない。返す刀で王者ポンサクレックにも切り込んだ。「何でオレがタイまで行って（試合を）やるんや。『（興毅が）内藤よりレベルが低い』っていうんやろ。それなら、日本でやればええ」。

　前日、１８日に行う内藤大助（宮田）との防衛戦のため来日中のポンサクレック陣営が、突然条件を提示。１２月５日に予定するＶ２０の防衛戦で、興毅の挑戦を受けると発言。「１５万ドル（約１８００万円）出すからタイに来い」と挑発されて、黙っているわけにはいかない。

　「誰がそんな安い金で行くねん。タイは地元びいきの判定をする。日本は公平や。日本に来い。年内が無理なら、来年でもええで」。ＷＢＡ世界フライ級ランクは１位、ＷＢＣが３位で、どちらも世界挑戦圏内にいる。「いつでも、誰でもいくで。せやけど、２８日のリングで結果を出して、オヤジの判断を待つだけや」。亀田夏祭りでは、坂田への挑戦権を二男・大毅（１８）と内容で競い、史郎トレーナーが最終決断を下す“亀田家代表選考試合”を行うが、興毅は２階級制覇へのこだわりを貫く。

yahoo!ニュースより引用